業種:スポーツ、ライフスタイル、デジタルエンターテインメント、投資
従業員数:1,645名(連結・正社員のみ)※2024年3月末現在
国内SNSの先駆けとも言えるSNS「mixi」を運営し、大人気スマホゲームアプリ「モンスターストライク」を提供していることでも知られる、株式会社MIXI。
MIXIがハイクラスな学生から就職人気を誇る秘訣とは。その背景には、インターンシップや学生とのかかわり方など多くの工夫がありました。
今回は、新卒エンジニア採用を支える人事本部人材採用部新卒採用グループマネージャーの川原さんにお話しを伺いました。
– MIXI様の事業について教えてください。
川原 現在はデジタルエンターテインメント・ライフスタイル・スポーツ・投資の4つの事業があります。
デジタルエンターテインメントでは、「モンスターストライク」や「共闘ことばRPG コトダマン」などのサービスを展開しています。これらはコミュニケーションツールとして、親しい友人達と一緒に遊べるスマホゲームとなっているのが特長です。
ゲームの枠に留まらずリアルイベントや動画・アニメの配信、他社IPや異業種とのコラボレーションなど、多岐にわたるメディアミックスを展開しています。
ライフスタイルの領域では、“世界中の⼈たちが夢中になって使う、驚きと喜びのある、新しいコミュニケーションサービスを創る”をミッションとして、様々なサービスを展開しています。SNS「mixi」をはじめ、子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」やサロンスタッフと直接繋がれる「minimo」などカテゴリは多種多様です。
スポーツの領域では、「ベッティング事業」「観戦事業」それぞれの事業を運営しています。それぞれ、家族や友人、知人とのコミュニケーションを重視した、一緒に盛り上がれる場所として楽しんでいただけるような要素で他社との差別化を図っています。
投資領域では、スタートアップ企業への出資やベンチャーキャピタル(VC)ファンドへの出資を通して、事業シナジーの創出に加えて、パーパスにある「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」を実現する新たな事業の探索を行っています。
– 多岐に渡る事業を展開されている中で、MIXI様のエンジニア組織の強みは何だと思いますか?
川原 エンジニアの一人ひとりのレベルの高さだけでなく、「モンスターストライク」や「家族アルバム みてね」などの大規模なサービスを、10年という長期運営・維持できるノウハウも当社の強みだと思います。
この基盤があるからこそ、新しいサービスを創出する際も、パフォーマンスや未来を見据えた設計、構築、実装ができていると思います。
エンジニア組織の全体として、事業ごとの縦軸の組織と、開発本部という横軸の組織があります。
新規事業立ち上げや既存事業の最適化に向けた取組み(リプレイスやコスト削減など)の際には開発本部が協働し、サービス運営を止めることなくアップデートできる組織体制は、当社の特徴のひとつです。
– 技術力が求められるエンジニア組織の中で、MIXI様が新卒エンジニアの採用に注力されるのはなぜですか?
川原 技術の進化はもちろんですが、我々のサービスの中には若いユーザーを対象としたものもありますし、会社に新しい世代の気づきや考えを取り入れたいという思いがあります。
MIXIが採用するエンジニア新卒は新しい技術への興味・関心も高く、広い技術領域に対して柔軟性があります。
その柔軟性を活かして、サービスをユーザーに届けるために必要な開発、今までやったことがない技術領域にも挑戦してもらい、この実装ができる、ではなく「モノづくり」ができる人たちを当社は求めています。
ユーザーにより良いサービスを届けるために必要な、理想を実現するための「技術力・技術への探究心」と、MIXIが掲げる「パーパス、ミッションへの共感性」を見ています。、そして、入社した新卒には、それぞれが各事業部の主力人材になって欲しいと考えています。そのため、一人ひとりが埋もれることがないよう、少人数制の採用を行っています。
また、採用の工夫については、インターンシップも大きく影響しています。
最近では当たり前になっているインターンシップですが、当社はかなり昔から就業型のインターンシップを運営しています。
就業体験を通して会社の実態や文化を知ってもらうことで、マッチングを測れるのは双方にとって大きなメリットですし、実際にインターンシップを通してMIXIを好きになってもらい、毎年4~5名が入社してくれています。
数年前までは就業型インターンの受入人数は年間10名弱でしたが、今では約30名を受け入れるほど現場も協力してくれるため、採用に大きく寄与しています。
– 受入人数を20名も増員したのはすごいですね。社内での協力体制など工夫はされたのですか?
川原 これまでは、インターンシップの具体的な成果を現場に伝えられていませんでした。
インターンシップを通じた採用人数の数値化やどのような成果があったのかを共有し、メリットをしっかりと伝えるようにしました。また、現場に不要な負担が発生しないように密に連携を取り、人事が平行してサポートできるよう体制を強化しました。
実際に受け入れ人数を増やしたところ採用成果も向上し、現場によっては「業務面で助かった」「活気がでた」など、インターンシップをもっと受け入れたいという声も上がるなど、マインドにも変化がありました。
– 受け入れを増員されたとのことですが、当時からインターンシップの集客はどのようにされていたんですか?
川原 今では順調に運用できているインターンシップですが、受け入れ増員を決めた当初は、当社のインターンシップに対する認知度が課題でした。
”良いサービスであればユーザーが広めてくれる”という考えが当社にはあり、これをインターンシップにも取り入れたんです。インターンシップ終了後にアンケートを実施し、学生の満足度を細かくチェックしています。
今では、友達や先輩から聞いてという学生が多く、やっぱり口コミは有効だなと思っています。
– 口コミが広がるのは、インターンシップの内容が良い証拠ですね。どのような内容なのでしょうか?
川原 実際にリリースされる新機能の開発や既存サービスの課題解決など、実際に社員がやる業務を対応してもらいます。当社のインターンシップのメリットは、実際の業務を通して実践的な設計や開発、運用、他職種との協働の重要性を学べることだと考えています。
学生からも「裁量を持って幅広い業務が体験できた」「毎日学ぶことが非常に多かった」という声をよくいただきます。
また、コミュニケーション・社内環境など社風や社員に好印象を持ってくれる学生も多いです。
株式会社MIXI 人事採用部 新卒採用 グループマネージャー 川原さん
川原 コミュニケーションにおいては、優しく穏やかで、面倒見の良い社風に助けられています。
気軽に相談しやすい、困ったことに対して全力でフォローしてくださる、とおっしゃっていただくことが多いです。
また、人事との1on1のミーティングも定期的に実施しています。
1on1では、学生がインターンシップに求めることや将来のキャリアなど、相手のニーズに合わせて話す内容やアドバイスを考えています。大切なのは、人事と学生ではなく、お互いにリスペクトを持った関係を築くことだと考えています。これは新卒採用グループ全員にも伝えていて、一緒に働く仲間としてコミュニケーションを取ってもらっています。
結果的に、その学生が他の会社で働くことになってもまた話したい、いつか戻ってきたいと思ってもらえるような関係まで築けるように意識をして接しています。
インターンシップとは異なりますが、承諾期限においても学生と対等な関係を築くことを意識しています。こちらが一方的に期限を設けるのではなく、他社の選考状況などをヒアリングし、一緒にスケジュールを組みながら承諾期限を決めています。こういった学生に寄り添ったサポートを徹底しているので承諾後辞退はほとんどありません。
川原 エンジニアのコミュニティを作っていたり、年間を通して学生の成長をサポートしていたり、充実した支援体制に好感を持っています。
ただ優秀な学生を企業に紹介するのではなく、学生の選択肢が増えていくよう、学びや気づきを与える趣旨のイベントを多く開催している点も好きです。
企業と学生という関係ではなく、学生のキャリアを考えて成長を支援している誠実さに共感してサポーターズを利用しています。
初回開催から協賛している「技育プロジェクト」では、実際に参加学生の成長を見られます。学生の成長を間近に感じられるのは、サポーターズならではだと思います。
毎年我々企業側の意見を丁寧にヒアリングして、イベント内容をブラッシュアップしてくれる姿勢にプロフェッショナリティを感じます。
▼サポーターズ|技育プロジェクト
– 今後のサポーターズに期待することはありますか?
川原 人が成長していくためには、専門スキルや知識だけでなく、コミュニケーション力や視野の広さ、行動力など、”成長マインドセット”も重要だと考えます。こういうビジネスマインド面も、育成できる場を作ってもらえると嬉しいですね。
また、サポーターズが展開するイベントはクオリティが高いので、いつか自社イベントの運営もサポーターズとできればいいなと想像しています。
株式会社サポーターズ セールス・プロモーション室
竹田 暁美
上智大学を卒業後、2024年に新卒で株式会社サポーターズへ入社。
セールス・プロモーション室のメンバーとしてマーケティング業務とインサイドセールスを担う。自社開催の企業様向けセミナーや人事交流会の運営に携わりながら、広報活動として企業様へのインタビューなどを務めている。
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