業種:人材サービス、ソフトウェア、情報処理、インターネット関連、 通信・インフラ、機械設計、半導体・電子・電気機器
従業員数:28,050名(2023年12月期 連結)
エンジニア派遣・請負を軸とした技術支援を行う株式会社アウトソーシングテクノロジー。
今回は、2023年に新たに立ち上げられたインテグレーション事業本部の採用責任者である近藤さんと新卒採用担当の篠原さんのお二人にお話しを伺いました。
– 貴社の全体像についてお聞かせください。
近藤 エンジニア派遣が事業の主軸となります。同業態の他社と比べると、M&Aを積極的に行っていることが特徴です。
私が入社した2018年12月時点ではグループ全体で162社でしたが、2024年8月では約270社となっており、かなりのペースで増加しています。
– すごいペースですね。それだけニーズがあるということでしょうか?
近藤 社会全体として人手不足であり、優秀な人材は特に不足しています。
当社は「人材の育成」を企業ミッションに事業を行っており、優秀なエンジニアを育成しています。積極的なM&Aによって優秀な社員の獲得と新しい技術の習得を続けた結果、4,800を超えるクライアントと共同開発・技術支援を行っています。
– その中で、お二人が所属されているインテグレーション事業本部はどういったことをされているんですか?
近藤 インテグレーション事業本部は、エンジニア派遣ではなく、請負・自社開発・コンサルティング領域の事業を行っています。
以前より自社開発セクションは存在していましたが、本部としては2023年に立ち上げました。本部のミッションは、20年間培った4,800社以上の取引先データベースと約26,000人のエンジニア在籍数から成り立つ技術力を生かして、より深くクライアントと関わることです。
– 今後さらに注力していく領域なんですね。
近藤 そうですね。あくまでも派遣事業が主軸ですが、より深くお客様と関わるための新たな武器として新設された事業部です。
株式会社アウトソーシングテクノロジー インテグレーション事業本部 採用責任者 近藤さん
– 新卒採用人数や採用ターゲットについて教えてください。
近藤 24卒は全体で約1,500名を採用しました。その内、私たちが採用を担当しているインテグレーション本部では、約100名を採用しています。
研修制度に力を入れているため、採用ターゲットは文理不問です。ただ、価値観はもちろんのこと、求める経験や素質などのペルソナはかなり細かく設定しています。現在の技術力だけではなくコミュニケーション能力や技術への関心などを重視しています。
– 採用競合も多いかと思いますが、その中で1,500名採用はすごいですね。
近藤 新卒採用を始めたのは2014年頃からですが、当時はここまで大規模な採用は行っていませんでした。
2018年頃から新卒採用をより本格化し、徐々に採用人数が増えていきました。1,000名を超える新卒採用はここ最近の話です。
– 新卒採用で工夫しているポイントは何ですか?
近藤 当社では、1次面接の段階で約6,000名の学生と1対1で深く対話し、学生に寄り添った採用活動をしています。面談を通して学生の人柄や希望するキャリアを理解し、「そういうことをやりたいのであれば、この部署がいいかもしれないですね」というようにしながら、配属部署のマッチング精度を高めています。
– その他に採用上の強みはありますか?
近藤 インテグレーション事業本部の強みは、役職関係なく意見を対等に言い合える関係性が築けていることです。
企業文化として、幹部との距離はかなり近いと思います。メンバーの篠原さんも部長・課長クラスと常日頃からコミュニケーションを取りながら採用ペルソナ・採用予算などについて議論しています。
その結果として、私が所属しているインテグレーション事業部では、全メンバーが内定判断ができるほどの実力や判断力を持っています。
私は前職も大企業だったので、アウトソーシングテクノロジー入社直後は、メンバーと幹部の距離の近さに驚きました。
篠原 現場と人事の会話量は、他社様よりも圧倒的に多いんじゃないでしょうか。
上層部の社員でも、若手の意見を聞き入れてくれます。“どうしたいか”を前提に聞いてくれるので、私としては考える機会が非常に多くいただけていると感じます。
また、現場が採用ペルソナを決めて、それをそのまま人事が鵜呑みにするということは決してありません。現場と人事で議論しながら、採用ペルソナを決めています。
– 人事と現場で採用ペルソナを話し合う際に気を付けていることはありますか?
近藤 現場と人事で意見が異なるときには、自社で活躍している社員を軸にペルソナを話し合うようにしています。
インテグレーション事業部の管理職はエンジニア出身者が多いため、パッションだけでは通用しません。だからこそ、自社で活躍している社員という事実をベースに議論しています。
さらに、ペルソナが決まったら終わりではなく、その後も定期的にコミュニケーションを取りながら進めています。年間で数えきれないくらい部長陣と話しています。
– 学生に選ばれるための工夫をお聞かせください。
近藤 まずは人事自身が会社を知ることが一番大事です。「どんな人が働いているのか?」、「なぜ他社ではなく自社を選んでくれたのか?」などを現場社員と話しながら理解していきます。そうすることで、学生に提供できる自社情報が蓄積されていきます。
学生とのコミュニケーションを特に大切にしていて、学生の希望に合わせて面談担当や面接回数が異なります。従業員が約2.8万人いるので、学生一人ひとりの希望や特性に応じて個別で対応しています。
– 採用人数の多い大手企業だと個別対応をあまり行っていない企業も多い印象だったので、御社がここまで柔軟な対応をされていることに驚きました。
近藤 良い意味で形式がないんです。ここを丁寧に取り組むことが、採用競争で勝つためには大事だと思っています。
株式会社アウトソーシングテクノロジー インテグレーション新卒採用課の皆さん(左から2番目:篠原さん)
– サポーターズでの採用実績について教えてください。
近藤 25卒の新卒採用ではサポーターズを通して10名以上の採用ができました。
サポーターズを利用し始めたのは2020年からですが、年々プラットフォームとして洗練されてきている印象です。特に今年の「1Dayスピード選考会(旧:MATCH DAY)」※が良かったですね。多くの情報系学生と出会うことができました。
篠原 ご紹介いただく学生のマッチ度が高かったです。自分自身で考えて行動できている学生が多かったので、役員面接もスムーズだったと思います。
▼サポーターズ|キャリアアドバイザーが面談を行った、就職活動に積極的な学生複数人と1日で出会えるイベント
– サポーターズの担当者からのフォローはいかがでしたか?
近藤 他エージェントと比較しても距離感が一番近いと感じています。
サポートが丁寧で、こちらの細かな要望もすくいあげてくれてました。コミュニケーションが多く取れたことで共通認識を持てたので、しっかり条件に合う人材を紹介してもらえました。
– 今後もご期待に添えるように尽力いたします。本日はありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
株式会社サポーターズ セールス・プロモーション室 室長
荒川 貴史
2018年にパーソルキャリア(旧インテリジェンス)株式会社に入社。転職支援サービス「doda」の法人営業として、ベンチャー~大手企業の中途採用支援業務に従事。その後、同社のデジタル企画部に異動し、エンジニアやデータサイエンティストと協業したDXプロジェクトを推進。
2022年に株式会社サポーターズ入社。新卒エンジニア採用に関する採用ナレッジの開発やプロモーションを担う。また、並行して自社の採用業務にも携わる。
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