
読みたくなる社員インタビューとは?質問例34個公開!
人事部にとって社内の情報を求職者に向けて共有する社員インタビューは、求職者の志望度を上げるうえで非常に重要な業務の1つです。
しかし、「何を質問すればいいのか」「誰に質問すればいいのか」など考える内容が多く、悩まれるかと思います。
本記事では、社員インタビューをする上でのポイントや、注意点、実戦的に使える質問集が記載されていますので、是非参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.社員インタビューを行うメリット
- 1.1.企業理解の促進
- 1.2.ミスマッチを防げる
- 1.3.現役社員のモチベーションの向上
- 2.社員インタビューを行う上でのポイント
- 2.1.目的を設定する
- 2.1.1.誰をターゲット(想定読者)にするのか
- 2.1.2.誰に対してインタビューするのか
- 2.1.3.求職者に何を伝えるべきか
- 2.1.4.インタビューの時間配分
- 2.1.5.質問数は3問から7問が理想
- 2.1.6.質問内容の優先順位を作成
- 2.1.7.インタビューに事前に質問内容を共有
- 3.目的別に使える質問集
- 4.まとめ
社員インタビューを行うメリット
社員インタビューは、求職者が企業研究を行ううえで重要な資料であり、社員の「会社に対するリアルな声」です。また、企業にとっても採用活動だけではなく、社内コミュニケーションや社員のモチベーションの向上にもつながるため、多方面にメリットがあります。
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企業理解の促進
求職者は企業分析を行う際に、会社のホームページで基本情報などを確認します。
しかし、それだけでは十分な企業理解は難しいでしょう。社員インタビューを通じて企業文化や職場環境などの理解を深めることができ、自社へのアピールにもつながります。
ミスマッチを防げる
会社に興味を持った求職者が必ずしも会社の方針とマッチするわけではありません
実際に働く社員の声を見ることで、会社に対しての抽象的なイメージを具体化することができ、選考前に会社と求職者のマッチ度を確認することができます。
現役社員のモチベーションの向上
現役社員に対しても社員インタビューは有効です。
他部署の活躍や、新規事業の状況を知ることで、社員のモチベーションの向上にも繋がります。また、インタビューを通じて社員間での繋がりが生まれ、信頼関係を築くことができます。
社員インタビューを行う上でのポイント
目的を設定する
社員インタビューを行う上で、目的を決めることは非常に重要です。
- 誰をターゲットにするのか
- 誰に対してインタビューをするのか
- 求職者に何を知ってほしいのか
それぞれ適切な質問内容を考え、本来の目的と質問がずれてしまわないように注意しましょう。
誰をターゲット(想定読者)にするのか
まずはターゲットを決めましょう。
特定の職種の人に質問するのではなく、総合職やエンジニア職、管理職など様々な職種の人にインタビューすることで、求職者がそれぞれ希望している職種のインタビュー記事を読むことができます。
誰に対してインタビューするのか
インタビューのターゲット層を確立したら、次にインタビュイー(インタビューを受ける人)を決めましょう。
▼それぞれのターゲット・特徴
社長・経営者 |
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マネージャー、入社歴の長い社員 |
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新卒または中途入社1.2年目の新人社員 |
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就活生に対してアプローチしたいのであれば、若手で活躍している社員をインタビュイーとして、入社してすぐ活躍する秘訣などを質問するのが適しています。
求職者に何を伝えるべきか
インタビューを実施する前に、求職者に伝えたいことを明確にしておきましょう。
その目的から逆算して質問リストを作ることで、内容に具体性が生まれます。
例
- 社内の風通しの良さについて伝えたい場合
- 会社が掲げているビジョンについて教えてください
- この会社の好きなところを教えてください
- どのような人と一緒に働きたいと思いますか?
- 仕事内容について
- 具体的な業務内容について教えてください
- 1日のスケジュールを教えてください
- 印象に残っている業務について教えてください
- 給与・待遇について
- 在宅で仕事をすることはありますか?
- 有給休暇の消化率はどれくらいですか?
- 給与額や残業時間はどれぐらいありますか?
- 資格取得のための支援はありますか?
- 転勤はありますか?
インタビューの時間配分
インタビュー時間は、全体で1時間が理想とされています。また、先にアイスブレイクを10分、最後にインタビューのお礼を10分ほど挟むと、実際に質問をする時間は40分ほどです。
質問数は3問から7問が理想
質問数に明確な定義はありませんが、文字数や時間の観点から、3問から7問が一般的です。しかし、想定よりも話が盛り上がらないことも想定して、予備の質問を準備しておきます。
質問内容の優先順位を作成
限られた時間の中で、すべての質問を聞けないことを考慮し、質問事項の中でも優先順位をつけておきましょう。質問の優先順位を決めておくことで、想定よりも話が盛り上がらないなど、こういった状況にも予備の質問で対応することができます。
インタビューに事前に質問内容を共有
円滑にインタビューを進めるためにも質問項目は事前に共有しておきましょう。
インタビュイーに事前に質問内容を共有することで、インタビューまでに質問を考える時間ができるため、より具体的なエピソードを引き出せます。
目的別に使える質問集
ここからは、具体的な質問例を部門別にご紹介します。是非ご活用ください。
企業理解を促進させる質問 | |
企業文化について |
会社が掲げているビジョンについて教えてください。 |
この会社の好きなところを教えてください。 | |
どのような人と一緒に働きたいと思いますか? | |
会社独自の取組みはどのようなものがありますか? | |
会社の人について
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今後学びたいと考えるスキルや分野などはありますか? |
どのような人と一緒に働きたいと思いますか? | |
社員同士でコミュニケーションは取っていますか? | |
社員間で行われている活動やイベントはありますか? | |
所属しているチームはどのような雰囲気ですか? | |
実際の仕事内容について
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具体的な業務内容について教えてください。 |
1日のスケジュールを教えてください。 | |
印象に残っている業務について教えてください。 | |
会社と整合性をはかる質問 | |
働き方について |
仕事をする上での魅力は何ですか? |
この仕事はどのような方に向いていると思いますか? | |
仕事とプライベートを両立できていますか? | |
人事評価制度について教えてください。 | |
一緒に働いている人はどのような方が多いですか? | |
教育制度は充実していますか? | |
インタビュイー本人の
エピソード
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入社の決め手を教えてください。 |
入社前後で会社に対するギャップはありましたか? | |
あなたがこの会社に入社して良かったと思うことは何ですか? | |
現時点での目標を教えてください。 | |
これからどのようなキャリアを築きたいですか? | |
その企業や業界に興味を持ったきっかけを教えてください。 | |
就職活動をしていた際に何を重要視していましたか? | |
現地点での目標を教えてください。 | |
今考えている長期的な目標を教えてください。 | |
今までどのようなキャリアを築いてきましたか? | |
その他の質問 | |
中途採用向けの質問 |
転職の決め手を教えてください。 |
ワークライフバランスはどのようになっていますか? | |
(未経験の場合)〇〇業界から、未経験で成長できた要因はどこにあると感じていますか? | |
新卒採用向けの質問 |
この会社を最初に選んだ理由はなんですか? |
学生時代、どのような就活軸で就職活動を行っていましたか? | |
学生時代に取り組んでいたことを教えてください。 |
まとめ
社員インタビューは求職者にとって現場の社員の声を聞ける非常に重要なコンテンツのひとつです。実際に働く社員の声を通じて、企業の魅力や働く環境をリアルに伝えられるため、求職者の共感を得やすくなります。
今回ご紹介したポイントや質問例を活かして、より効果的な社員インタビューを作成しましょう。